私とかつらとの出会い(女性:45歳)

増毛体験談

私が最初にかつらに出会ったのはまだ小学生の頃で、私の叔母が家に遊びに来た時に、いかにもかつらと分かるウィッグを着けてきた時です。

 

私がじっと見ていると母から、「何も言っちゃだめよ」とつねられて、聞いちゃいいけない事なんだなぁと思ったのです。

 

それからしばらく経って、だんだん叔母のかつらがいびつな形になってきたので2人だけになった時に、「おばちゃんのかつら、ゆがんでるよ。」と言ってしまったのです。子供って残酷ですね。

 

そうするといつも笑顔で楽しい叔母が悲しい顔になって、「これね、目が飛び出るほど高いのよ。だからこれを死ぬまで使うしかないの。」と言ってかつらを外して見せてくれました。

 

叔母は後頭部に2つの円形脱毛症ができていて、今で言うハーフウィッグをつけていたのです。初めて触るかつらは、ゴワゴワで手触りが悪く、頭皮にあたる部分は損傷していて、接着剤で一生懸命補正して使っているようでした。

 

子供心にかつらってそんなに高いんだ、とショックだったのと、叔母に悲しい思いをさせてしまって申し訳ない気持ちがしたのを、今でも忘れられません。

 

その後私は子供の頃から、髪を切らずにお尻まで長く伸ばした自分の髪を、大人になってバッサリ切って、ウィッグを作るカンパニーに寄付しました。

 

亡くなった叔母のように悩んでいる人のために、少しでも役に立てればと思ったのです。

 

今では、ウィッグも自然なタイプが発売されていて違和感がありませんが、一昔前はこのような現状だったのです。

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